心理学用語

パーソナルスペース

パーソナルスペースとは、他人に近づかれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、個体距離、対人距離とも呼ばれます。

パーソナルスペースは、個人の性格、文化、社会階級、性別、年齢、関係性などによって異なります。一般的に、親密な相手ほどパーソナルスペースは狭く、逆に敵視している相手に対しては広くなります。

また、文化によってもパーソナルスペースは異なります。たとえば、日本では、パーソナルスペースが広い傾向がありますが、アメリカでは、パーソナルスペースが狭い傾向があります。

パーソナルスペースは、人間が自分の身を守るために必要なものです。他人に近づかれると、自分のプライバシーを侵害されたり、攻撃されたりと感じます。また、パーソナルスペースが侵害されると、ストレスや不安を感じたり、集中力が低下したりすることもあります。

パーソナルスペースを守るためには、他人との距離を保つことが大切です。また、他人がパーソナルスペースを侵害している場合は、そのことをやんわりと伝えるようにしましょう。

パーソナルスペースは、人間のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしています。パーソナルスペースを理解することで、より良いコミュニケーションをとることができるようになります。

以下に、パーソナルスペースの種類について説明します。

* インティマシーゾーン(0〜45cm):親密な関係にある人しか入れない空間です。恋人や配偶者、親子など、深い関係にある人に対しては、この距離で会話やスキンシップを行います。

* パーソナルゾーン(45〜120cm):知っている友人や同僚など、親しい関係にある人に対して許容される距離です。この距離で会話や食事などをすることが多いですが、あまりにも近づかれると不快に感じる人もいます。

* ソーシャルゾーン(120〜360cm):ビジネスシーンや初対面の人など、一般的な人に対して許容される距離です。この距離で会話や取引などをすることが多いですが、あまりにも近づかれると不快に感じる人もいます。

* パブリックゾーン(360cm以上):大勢の人がいる場所や、あまり親しくない相手に対して許容される距離です。この距離では、会話や挨拶を交わす程度にとどめておくのが一般的です。

パーソナルスペースは、個人のプライバシーを守り、人間関係を円滑にするために必要なものです。パーソナルスペースを理解することで、より良いコミュニケーションをとることができるようになります。

参考URL:

パーソナルスペース - Wikipedia


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