心理学用語

ワード-ホブランド現象

ワード-ホブランド現象とは、1935年にアメリカの心理学者ロバート・ウォードとカール・ホブランドによって発見された現象です。これは、人が無意味な単語のリストを読んだ後、すぐに答えられない単語を、5〜10分後に答えられる割合が有意に高くなるというものです。

この現象は、人が新しい情報を記憶する際に、最初は情報が不完全で、時間の経過とともに情報が徐々に補完され、精度が高まっていくためと考えられています。また、この現象は、人が新しい情報を記憶する際に、既に知っている情報と関連付けることで、記憶の効率を高めているためと考えられています。

ワード-ホブランド現象は、教育や学習において、効果的な学習方法を考える上で重要な役割を果たしています。例えば、新しい単語を覚えるときには、ただ単語を暗記するのではなく、その単語の意味や用法を理解し、既に知っている単語と関連付けて覚えると、より効果的に覚えることができます。

また、ワード-ホブランド現象は、記憶障害の治療にも応用されています。例えば、アルツハイマー病の患者は、新しい情報を記憶するのが困難です。しかし、ワード-ホブランド現象を利用した治療法では、患者に新しい情報を繰り返し提示することで、記憶の精度を高めることができます。

ワード-ホブランド現象は、私たちの記憶の働きを理解する上で重要な役割を果たしています。また、この現象は、教育や学習、記憶障害の治療など、様々な分野で応用されています。

参考URL:

ウォード=ホブランド現象(うぉーどほぶらんどげんしょう)とは? 意味や使い方 - コトバンク


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