心理学用語

無差別の法則

無差別の法則とは、経済学において、消費者が同じ効用を得る財の組み合わせを結んだ曲線である。無差別の法則は、消費者が効用を最大化するために、財の組み合わせを決める際に、財の価格や所得を考慮して、財の消費量を調整することを示している。

無差別の法則は、次の4つの仮定に基づいて成り立っている。

1. 消費者は、財の組み合わせについて、比較的簡単に効用を評価することができる。

2. 消費者は、財の組み合わせについて、効用を最大化することを目的とする。

3. 財の価格は一定である。

4. 消費者の所得は一定である。

無差別の法則は、次の2つの性質を持つ。

1. 無差別の法則は、右下がりである。これは、消費者は、財の消費量を増やすほど、効用は増加するが、その増加の割合は減少していくためである。

2. 無差別の法則は、互いに交差しない。これは、消費者は、同じ効用を得るためには、財の消費量を調整する必要があるためである。

無差別の法則は、消費者の行動を分析するための重要な概念である。無差別の法則を用いることで、消費者が財の組み合わせを決める際に、財の価格や所得を考慮して、財の消費量を調整することを理解することができる。

参考URL:

無差別の法則(むさべつのほうそく)とは? 意味や使い方 - コトバンク


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